「日本会議の研究」を読んで
著者の菅野完さんの講演に行った事があるのだが、その時は明かされなかった、ヤバい事実が2点。
(たぶん、これらが日本会議側が扶桑社に差し止め要求をしている理由と思われる)
一つには、日本会議と密接な関係にある「日本政策研究センター」のセミナーでの質疑応答で、
質問者「(略)緊急事態条項の追加などであれば合意も得やすいとは思う。しかし、我々は、もう何十年と、明治憲法復元のために運動してきたのだ。今日のこの内容の話を、周りの人間にどう説明すればよいのか?」
日本政策研究センター側の回答「もちろん、最終的な目標は明治憲法復元にある。しかし、いきなり合意を得ることは難しい。だから、合意を得やすい条項から憲法改正を積み重ねていくのだ」
という、やりとりがあったという。
これは、現在自民公明を支持している人達の多くですら、まさかと思うのではないか。
あと、もう一点は、あまり表に名前は出ないが、安東巌氏という人物が影の大ボスで、元「生長の家」の活動家。
元が付くのは、現在の「生長の家」は、三代目教祖になってから、ナショナリズム路線からきっぱり転向。そこで、ナショナリズム路線の初代教祖の教えを引き継いだのが「谷口雅春先生を学ぶ会」。この「生長の家」原理主義ともいうべき団体が、事実上、日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センターなどの母体となり、安倍政権を支えているのである。
なお、この安東巌氏の罠に嵌められて、70年代安保闘争の時代に、「生長の家」を追われたのが、現在「一水会」の代表である鈴木邦夫氏である。
安倍政権を支えているのは、「明治憲法復元」の為に何十年も地道に活動をしてきた人々なのである!
一刻も早く終わらせなくては危険な政権なのだ。