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狂人作家         黒田幻の日記

    心理学・精神分析に興味を持っていた社会不適応者。ついに自分自身が精神病になる。    幻覚・幻聴実体験記「狂気」絶賛発売中!

幻想の向こう側へ行きたい①

 前のブログに「Xジェンダーは、自分自身が一人でいながらその半身と一体になった状態を探し求めている性だ」と書いた。

 若干、例外の人はいるかもしれないが、確かにこういう傾向の人は多いような気がする。

 

 そして、この傾向を持つ人には、大きく分けて二通りの傾向がある。

 

 他人から見て、幻想の中の生き物~アンドロギュヌスとして見られたいという欲望が強い人々と、他人など全く関係なく生きる人々とである。

 

 前者は他人の視線を常に必要とし、後者は他人の視線を意識しない。

 前者はナルシスト、後者は自閉症に近い状態かもしれない。

 

 私は、元々前者であったが、自分のルックスが自分で満足できるものでなく、他人からも自分が満足いくように扱われる事は金輪際ないだろうという諦めの境地から、後天的に後者になった者である。

 

 ところで、以前のブログに登場するMTXのSちゃんが、私の家に来て、「生活感ある~」と言ったのだが、それが非常に嫌だった。

 たとえ見た目が醜くても、私だって、生活感の無い、幻想的な謎めいた人になりたかったのだ。

 Sちゃんの真意はわからないので、それがMTXのFTXに対する優越感から出たものなのか、単純に全く悪意の無い褒め言葉だったのかは不明である。

 だから、Sちゃんに対して面と向かって文句を言う気もなかった。

 

 だが、悪意で言ったのかそうでないのかは置いといて、言われるのは私も悪いと思った。

 人から「生活感の無い謎めいた人」に見られたければ、部屋は常にきれいにしていなければいけないのだと思う。

 「片付けられなくて汚部屋に住んでいる」などとと公言してはならないのだ。

 で、見た目にも気を使い、食べたいだけ食べてはいけないのだ。

 

 で、これはある種の矛盾をはらんでいると思った。

 そう見られたいのにそうできない私も矛盾だが、そもそも、現実の生活に関心を払わなければ、まめに片づけをする、ダイエットに気を配る、事はできない。

 

 非現実、非日常だけを追い求め、現実を置き去りにしていては、単なる汚部屋の中のデブとなってしまう。

 常に他人を自己確認のための道具にしてしまうナルシストも嫌だが、いわゆる悪い意味でのオタクというと、後者のイメージが付いて回る。