幻想の向こう側へ行きたい② (身体改造者が目指すものと周囲との意識のずれ)
一応、①、②と番号がついているのだが、このシリーズに関しては、まだ系統立てて書けるほど、頭の中で整理されていない。
そのうち、そうやって体系的に書いたら、けっこう面白いものになるんじゃないかという気がするが、今のところは、まだ思いつきのメモ書きの段階だ。
http://blog.livedoor.jp/sinobinet/archives/10730435.html
そうそうたる人達が並ぶが、私が最も気になったのが、トラの身体改造のデニス・アヴナー氏。
この方は、日本のTVにも出た事がある。
元は、コンピューター技師だったようだが、TVに出た時はヘルパーとして働いていた。
そして、見た目を猫科に変えた後に、SRS(いわゆる性転換手術)も受けている。
同じく身体改造で有名な方が、「最近性転換もして、雄猫から雌猫になったよ」と語っていたのを雑誌で読んだ事があった。
2012年に自殺してしまったそうだ。
合掌。
私のメール友達のFTMの人も、「ここまでやっても救われなかったか」と、自殺にはショックだったと語っていた。
彼女のなりたかった自己像は、他の人達には、理解されなかったのだろう。
元いじめられっ子だったという彼女がなりたかった、強く、そして多分自由としなやかさの象徴だったであろうトラ。
そこに至るための人目を引く身体改造は、他の人々の目には、彼女が目指した境地を具現するものとしては映らなかったのだ。